マーク採点方式とも呼ばれているのが、自動採点システムです。日本では1977年に大手家電メーカーが文部省の委託を受けて開発をしたもので、これは世界初の自動採点システムでした。当時は答案用紙に小さな穴を開けるのが基本で、空気の力で回答をチェックしていたものです。1981年には現在主流のマークシート方式にチェンジをしており、大学入学センター試験で活用されました。
数多くの受験生に対して、正しい答えと結果を導き出せるようにと考案され、現在では運転免許や実用資格のテストでも使われています。簡単に今現在の現場で活用されている自動採点システムで、必ず必要となる技術スキルを見ていくことにしましょう。そのスキルとは教員資格です。小学校から高校までの一般的な教員免許を持っていないと、自動採点システムのデータ入力をすることはできません。
なぜこのスキルが必要なのか、それは間違っている箇所を正確にシステムに記入をしなくてはいけないからです。とくにセンター試験の場合は翌日には回答が発表されるため、手際よく事務処理をなされないといけません。自動採点システムでは、基本的にはテンプレートに見合ったスタイルでパソコンなどに入力をなされます。しかし、その大半は人の手でデータ処理をすることを意味しており、正しい技術を持って対応にあたるわけです。
2021年以降はクラウド技術に対応しているものも多くなり、遠隔地ですべての結果を編集します。
Be First to Comment